年会費14万円のアメックス・プラチナカードは、果たして一介のサラリーマンに使いこなせるのかどうか。
もちろん、金銭的なメリットだけでは無くて、保険や24時間つながる電話などの定性的なファクターも入れて考える必要があるのだけど、ぽんと14万円を出せる状況に無いと、やはりコスパは気になる。
久しぶりの海外出張で、アメックス・プラチナのメリットを享受できるかと期待していたのだけど、結果は期待したほどでは無かった。
ただし、24時間つながる電話と、いざという時の保険があるという安心感は、あった。
プラチナ・コンシェルジュ経由のレストラン予約
羽田で搭乗直前に、とあるレストランへの予約を思いついた。海外へ電話をかけて、久しぶりの英語を話すよりも、日本国内のフリーダイヤルへ電話する心理的抵抗のほうが小さい。
すかさず電話で、日付、時間、人数を伝える。結果はメールで送るとのこと。
現地到着後に、メールにて、希望の時間よりも若干早いけど、予約が取れたことを知った。便利だった。
ちなみに、滞在5日目くらいになると、英語生活にも慣れてきたので、米国のトールフリーの番号に電話して周りに人がいる状況下で個人情報を伝えてアメックスのプラチナ・コンシェルジュへお願いするよりも、直接お店に電話して簡単な英語で予約した方が手っ取り早かった。
プラチナ・コンシェルジュ経由での無理難題
米国ベイエリアでは特段トラブルも無く海外出張も終わってしまいそうだったので、何かお願いごとを作らなくてはと、ほぼ無理やり電話したのが、「ホテルチェックアウト後に、空港までのバスまでの時間に7人で時間を潰せる場所の手配」をお願いした。
しばらくした後で、「無理でした。」との連絡があった。
ここで、羽田から電話した際に伝えた滞在ホテルの情報を連携できていたのは流石と思った。また、一応ホテルに確認して、待つ場所を確認してくれたとのこと。
ラウンジの利用
羽田、サンフランシスコ空港、共にアメックス・プラチナとプライオリティ・パスで入れるラウンジは無い、または今回の旅程での時間は空いておらず、恩惠を受けることは出来なかった。
手荷物配送
今回始めて、帰りの羽田から手荷物を無料で配送してみた。
プラチナでは2つを無料で配送できるとのことで、朝にお願いして、夕方には自宅した。ちょっと便利だった。
これは、もともと持っていたクレジットカードでも提供しているサービスだったのだけど。
という訳で、ほぼ日程が確定していて、トラブルの無い海外出張では、アメックス・プラチナカードの出番は、あまり無かった。残念。